〜困ったときのお葬式マニュアル〜
法 要

中陰とは

 古代インドでは人間は輪廻転生すると考えられていました。誕生の瞬間が生有、生きている間が本有、死の瞬間が死有、死んで次の生を得る間の期間を中有あるいは中陰と呼び、中有は49日間であるとされました。この間、7日ごとに法要を行い 七七日を「満中陰」と言います。 この49日間を「忌中」と言い、遺族は祭などに出ることなく謹慎して家にこもります。四十九日が過ぎると「忌明」となり、日常生活に復帰しました。

中陰の繰り方

中陰法要の日の数え方は、死んだ当日を入れて7日ずつ繰ります。したがって初七 日は死後7日目にあたります。

法事・法要の日の選定

 法事を営む日を変更する場合は、ないがしろにしないということで正しい日より早 い日を選ぶものとされています。また、家族の年回忌が近いときには一緒に行うことがあります。但し、三回忌まで は一緒に行わず、行うときには早いものに合わせます。

法事・法要の営み方

 身内だけで営むときは電話連絡でもよいでしょうが、四十九日、一周忌、三回忌な ど、関係者に集まっていただくときには案内状を出し、出欠の確認をします。 場所は寺院、斎場、自宅、最近では料理屋、ホテルも使用されることがあります。
 先に関係者が着席し、僧侶を迎え、読経、焼香、法話が行われます。法要が終わると、施主が挨拶し、会食となります。このとき僧侶を上席とし、家族は末席となります。参列者には帰りに引出物(お土産)を渡す慣習があります。
 参列者は供物や金銭のお供えをするのが一般的ですが、これには「御仏前」または「御香資(御香料)」などと記します。

「もしも」の時にあわてないために、お葬儀に関することはお近くの山口県葬祭業協同組合加盟の葬儀社へお気軽にお問い合わせください。

一覧に戻る